宇宙は両目で見るのが一番

天体観測の醍醐味は、勿論、惑星観測もありますが、素晴らしい空での天の川下りにあります。白鳥座からいて座にかけての天の川、空が暗く、透明度がよければ、すばらしい眺めです。親子三人車を降りての第1声は、「 わ~!! 」 雲の様な、しかし濃淡があり、薄っすらと赤みを帯びた、子供にとっては見たことない雲でした。双眼鏡を手に、白鳥座からいて座にかけての天の川を散歩すると、星の大きさが異なるのに気がつきます。白鳥付近 グラニュ-糖の様な荒い粒の星が視野一杯、双眼鏡を南に向けていて座付近は星が粉の様に輝いてます。ガスかな?と一瞬思いますが、じっくり観測すると無数の星の集まりで、粉の様にみえます。 

M46・M47

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 毎年、都会でも、澄み透った冬の空で楽しめるのが、M46、M47です。双眼鏡で眺めると癒されます。ただの星のあつまりですが、見入ってしまいます。
 面白いのが、M46の中に惑星状星雲が潜んでいます。最近見てませんので、今年は見てみようと思います。

 『ウィキペディア(Wikipedia)』より

 M46 (NGC2437) はとも座にある散開星団。1771年にフランスの天文学者シャルル・メシエが発見した。「非常に小さな星の集まり。良い器械でないと識別できない。わずか星雲状のものをふくむ」と記した。

直径は約42光年。約200個の微星からなる。双眼鏡では星雲上に見える。条件が良ければその上に微かな微星が見える。小口径ではおびただしい微星が見え、となりのM47と全く印象の異なった姿が楽しめる。M46の中には惑星状星雲のNGC2438がある。青みがかった灰色で、濃淡がある。口径8cmの望遠鏡で見たという人もいる。口径20cmではさらに大きく見え、星雲の端に星がついているのが見える。20cmの望遠鏡でNGC2438が環状であることを確認できる。口径30cmの望遠鏡では中心星が見える。

M47と合わせて同程度の星団が並んでいるので、南天の二重星団と表現する人もいる。ただ、M47は明るい星が荒々しく並んでいて、M46は細かい星が星雲状に並んでいると表現する人もいる。

 M47(NGC2422)はとも座にある散開星団。距離1600光年。1654年ごろにジョヴァンニ・バチスタ・ホディエルナが発見しているが、1771年2月19日にフランスの天文学者シャルル・メシエが独立に発見している。。しかし、メシエが記録した位置に星団がなかったことから見失われたと見られていた。後にメシエが数値を誤っていたことが明らかになり、NGC2422であると断定された。直径は約12光年。約40個の星からなる。双眼鏡で明るい星が3角形を形作っているのがわかり、となりのM46と全く印象の異なった姿との対照が面白い。
    

M45(プレアデス星団 )

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 ご存知スバルです。画像処理で星雲が浮かび上がってきます。アンチブル-ミング機能が無いので、豪快に残ってます。視野を回転して、複数枚撮ればいいのですが、ロボット望遠鏡で、固定です。2枚目はカラ-画像に良いのがありませんでしたので、白黒画像を着色しました。
 正直、まだガスを確認した事がありません。目の感度が赤に寄ってるのかな?
 

 
『ウィキペディア(Wikipedia)』より 
約6千万~1億歳と若い年齢の青白い高温の星の集団である。 多くの核融合の速度が速いため寿命は比較的短いと予想されている。 星団を構成する星の周囲には青白く輝くガスが広がっている。これは、星々とは元々関係のない星間ガスが、星団の光を反射しているためである。
 
 構 成 
プレアデス星団の構成プレアデス星団を構成する星のうち、以下の主要な明るい星にはギリシア神話での人物名がそれぞれに名付けられている。(プレアデス星団にまつわるギリシア神話の内容については当該項目を参照されたし) なお、名称後の括弧内は、それぞれの実視等級を示す。
 アトラス(3.62) - 星団の左端に位置する明るい星。 
 プレイオネ(5.09) - アトラスの上に位置する星。 
 アルキオネ(2.86) - 星団中央の明るい星。星団の中では一番明るい。昔、トレミーやアル・ズーフィが記録した4個の星のうちに、この星がないため増光したのではないかとする説がある。 
 メローペ(4.17) - アルキオネの右下に位置する明るい星。 
 マイア(3.86) - アルキオネの右上(メローペの上)に位置する明るい星。 
 エレクトラ(3.70) - メローペの右上(マイアの右下)に位置する明るい星。 
 ケラエノ(5.44) - エレクトラの上、マイアの右に位置する星。 
 タイゲタ(4.29) - マイアの右上に位置する星。 
 アステローペ - マイアの上に位置する二連の星。
 うち上側はアステローペI(5.64)、下側がアステローペII(6.41)。 

 観  測
通常の視力の人が好条件のもとで、6~7個の星を数えることができる。凄く視力が良い人が25個もの星を肉眼で見たとする記録が残されている。昔イギリスのTV放送でアンケートを取ったところ、73%は6~8個だったという。ホメロスは6個、トレミーは7個、アル・ズーフィは5~7個、ハイドンは7個見えたと記している。 望遠鏡を使えば飛躍的に星数も増し、ガリレオは36個星を見ている。

双眼鏡で最も美しく見ることができる。口径10cmの望遠鏡では星団としてのまとまりは無くなるが、代わりに星団の背後にある散光星雲が見えてくる。メローペを囲む散光星雲(IC349)は、1859年にテンペルが口径10cmの望遠鏡で発見した。「鏡の上に息をかけたときにできるような、にじんだ光が見える。大きさは約35'×20'で、メローペの南から広がっている。新彗星かと思ったが、次の日にも同じ所に見えていた」と記している。1875年ミラノ天文台のスキャパレリは星雲がメローペからエレクトラ、ケレノまで広がっているのを確認した。ウェップは「口径2インチで見え、11インチでは見えない。大口径では見えないが、時折どうにか見える。しかし、ファインダーではよく見える」としている。通常は散光星雲IC349を見るためには口径20cm以上の望遠鏡を必要とする。
   

M44(プレセペ星団)

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 かに座が昇ってくると双眼鏡を向けます。冬の澄んだ空で散開星団を見ると癒されます。
だだ、ぼーと眺めているだけでいいですよね。ちょと重たい双眼鏡なので、腕がつらくなってきますが、就寝前の良いひと時です。ロボット望遠鏡のカメラはちょと視野がずれてます。

 プレセペ星団
『ウィキペディア(Wikipedia)』より

プレセペ星団(プレセペせいだん、Praesepe, M44, NGC2632)はかに座にある散開星団である。肉眼でも見ることができ、紀元前からぼんやりとした星雲状の天体として存在が知られていた。古代ギリシャのアラトスやテオフィルスは、M44がもしかすんで見えたら雨の前兆であると記している。また、プトレマイオスも記録に残している。紀元前130年にヒッパルコスは星表に組み入れた。彼はM44雲のような星と見たが、後年星雲状で光度の違う星を含むと記している。この天体が恒星の集団であることを発見したのはガリレオ・ガリレイである。ガリレオは「プレセベと呼ばれる星雲は、ひとつの星でなく、40以上の小さな星の集団で、アセリの他に36個の星を観測した」とした。

 特 徴
プレセペ星団はかに座の中心、γ、η、θ、δの各星で作られる四辺形の中心にある。Praesepe はラテン語で「飼い葉桶」を意味し、かに座全体が飼い葉桶の餌を食べる2頭のロバに見立てられていたことに由来する。英語では Bee-hive といい、蜂の巣の意味である。中国では宋史天文誌に「積屍気(せきしき)」という名前を付けられて、亡くなった人の魂が集まる場所だと考えられていた。

大口径の望遠鏡で観測すると数百個の恒星が存在することが分かる。赤い星やオレンジ色の明るい星が確認できる。プレアデス星団 (M45) とは異なり、赤色巨星や白色矮星も存在することが知られている。

1989年に打ち上げられたヒッパルコス衛星によってプレセペ星団の星の視差が精密に観測され、これによってプレセペ星団の距離が577光年、年齢が約7億3000万年であることが明らかになった。プレセペ星団の年齢や固有運動はおうし座の散開星団であるヒアデス星団と非常によく似ているため、2つの星団は同じ星間雲から同時期に生まれた星団ではないかとする説もある。

月のない晴れた夜には、ぼんやりとした光のシミに数個の星が見える。オペラグラスでは星団がはっきりし始める。双眼鏡では全体の形が見え、観望には双眼鏡が一番である。
    
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