自宅前で2度目の実際の星を使ってのテストです。IMG_4520-001
 先週の遠征結果+室内での操作テストを受け自宅前での操作テスト
です。

 感想! 時代が進み過ぎて戸惑ってます。完璧に遅れ過ぎていた。
 殆ど星が見えない大都会の夜空で望遠鏡が次々と天体を2000mm
の視野の中に導入していきます。

 別の意味で、こんな酷い光害の空で手動で天体を導入していた自身
の情熱に感心しています。

 パソコンの画面を見ながら、40年間の天文経験の意味をコーヒ-
を飲みながら考えてました。

 道具の関係もありますがひたすら手動導入! 遠征地で逆に手動の
導入方法を不思議そうに聞かれてました。GPSの時代に地図みたいな
感じです。

 でも何か大きな楽しみが無くなってしまった気がします。
 遠征前に難関天体の導入方法を考え、現地で頭の中の宇宙と実際の
宇宙を整合しながら導入していく楽しみが無くなってしまった。

 しかし、考え方を変えると、天体導入の単純作業が無くなり別の
作業に労力を割ける様になります。また気楽に宇宙を楽しめる様に
なり観測対象も増えます。
 パソコン操作だけなので天体導入で疲れる事が無くなります。
 老眼なので大変です。
 
 ほんと!「OnStep」に感謝します。
      操作の流れが決まってきました

 1)「N.I.N.A.」の起動、赤道儀接続、カメラ接続、観測地情報、時刻
   情報を 「OnStep」へ、(GPSを付ける事も可能です。)
 2)「Stellarium」を立ち上げ、導入する天体を選びカメラ視野表示へ
 3)「N.I.N.A.」で「Stellarium」の情報を吸い上げます。
  導入ボタンをクリック! この後「N.I.N.A.」が天体を導入し対象
 がカメラの中央になるまで「プレ-トソルブ」
  「Stellarium」で設定した視野通リに撮影してくれます。
  
 問題点
 1)アライメントが悪いと「プレ-トソルブ」に時間がかかる。
 2)パソコンの電源の残量が少ないとエラ-が出る。


 この夜の成果
  M57,M27,M2,M31、NGC7331 を連続で導入撮影。
 見れる結果は以下です。惑星状星雲は案外写ります。
 銀河は全滅、2.5時間のドライブ(遠征)の価値は大きいようです。

M57

M27-01
 
デジタル一眼のDATAは「Fits」DATAで記録されますが、
RAWDATAも出力されてました。

 天体観測もパソコンの中だけになりそうな雰囲気です。
 欲張りシステムを早く作ろう!