双眼装置は必須のアイテムです。

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  画像は私が改造した2インチ双眼装置です。広視野の顕微鏡用の双眼装置を天体望遠鏡
  用に改造しました。
   といっても接眼レンズの取り付け金具を2インチに変えただけです。
  この双眼装置のスプリッタ-の有効径が30mmもあり32mmの接眼レンズ(65°)の
  視野を多少のけられはありますがカバ-してくれます。
   なんといってもニコンの高価な顕微鏡の部品ですので光学系は文句なしで月、惑星観測に
  は必需品です。
   手間をかけて改造する価値は十分にあります。
     
   単眼と双眼との比較です(望遠鏡はC11)

    ・惑星     明らかに双眼の方が覗き易く長時間の観測も苦になりません。細部も
          良くみえます。プロユ-スの製品なので光学系の基本は抑えてあります。

    ・月面     断然、双眼装置で見る方が迫力があります。月周回衛星に乗っている
          臨場感が味わえます。これだけでも十分値打ちがあります。

    ・球状星団   双眼で見るオメガ星団は見事でした。ただ単眼より星が幾分肥大化
           します。

    ・明るい銀河  双眼で見る明るい銀河のお気に入りはM33です。初めて中心部が
           ザラついて見えました。巨大な散光星雲も良くみえました。

    ・燃える木   この明るさでは立場が逆転します。暗い対象になるとどうしても光の
           量が片目に対して1/2になりますので更に暗く見え難くなります。
            暗いと両目による観望の立体視の感覚が薄れ単眼による観望
           との差が無くなり、暗さのみ印象に残ります。
    
    一時、双眼装置でのシステムをメインで観望してましたが、やはり暗い対象が多くなると
   単眼がメインとなりました。
    やはりいつかは大口径双眼望遠鏡でしょうか?

    双眼装置を使っていると顕微鏡の様に接眼レンズ固定で対物レンズを切り替えるスタイル
   まねて、レデュ-サ-、バロ-レンズをホイ-ルに収めて簡単に切り替えるれるシステム
   が欲しくなりますね。