宇宙は両目で見るのが一番

天体観測の醍醐味は、勿論、惑星観測もありますが、素晴らしい空での天の川下りにあります。白鳥座からいて座にかけての天の川、空が暗く、透明度がよければ、すばらしい眺めです。親子三人車を降りての第1声は、「 わ~!! 」 雲の様な、しかし濃淡があり、薄っすらと赤みを帯びた、子供にとっては見たことない雲でした。双眼鏡を手に、白鳥座からいて座にかけての天の川を散歩すると、星の大きさが異なるのに気がつきます。白鳥付近 グラニュ-糖の様な荒い粒の星が視野一杯、双眼鏡を南に向けていて座付近は星が粉の様に輝いてます。ガスかな?と一瞬思いますが、じっくり観測すると無数の星の集まりで、粉の様にみえます。 

☆ちょと古い天文図書☆

フィルム時代の冷却カメラ

古田式冷却カメラ

イメージ 1

観 測 所

イメージ 2

オ-クションでしかお目にかかれない写真集

イメージ 3


 フィルム時代の冷却カメラの第1人者と言えば、古田さんです。水素増感が一般的になる
 以前は、低照度相反則不軌を抑える為、ドライアイスで冷却する事で感度アップを図ってました。
  
  古田さんも最初の頃は小型の赤道儀で反射望遠鏡の直焦点撮影をされ、天ガに作品が掲載されて
 ました。まさに手で回すガイドで、とてもマネできません。
  完全手動ガイドは、私の場合200mm5分が限度ですね。

 ドライアイスをベルチェに代え、デジ一眼版でも出来そうな気がするのですが、いかがでしょうか?

 天体写真テクニック 天文ガイド編、手づくり天体観測所作例集 天文ガイド別冊 より  
     

未知の星を求めて(2)

この本の魅力

イメージ 1

 
 手に取って、目次を開いた第1章から、関・ラインズ彗星の発見の様子が自分の事の様に
 臨場感豊かに読者に伝わってきます。                      

疑 惑 の 星

   レンズの中を静かに流れる、無数の星々を眺めながら、極度に精神を集中し、寒さ
   を忘れようとする。
    しかし、思い出したように襲いかかってくる寒さ。寒さと精神の闘争である。
   新しい天体も求め、観測を開始してから、既に三十分を経過しようとしていた。
   夜露は、望遠鏡の白い鏡筒を流れ始めた。(耐えられるだけ、耐えるのだ。)
   私は、心に激しく、むち打ちながら、視野に映る星々を、じっと見つめていた。
   やがて、幾十、幾百の微光星の群れが静かに瞬きながら、私の視野をよこぎっ
   ていった。
    (こんな所にも、美しい星団があったのか!)
    私は、新しい発見に喜びながら、さらに視野を移行しようとした、次の瞬間、
   モウロウと輝く、一異常天体を捉えたのであった。(彗星か?新彗星かも知れぬ!)
   ・・・・・・・                                                     
    
 この本を読んで影響された方も多いと思います。でも都会の真ん中では無理ですね。(^^)
遠征地で、メシエ天体を見て、新彗星か?”ドキ!”とした事が何度もあります。
    

未知の星を求めて(1)

やっと見つけてきました

イメージ 1

 
 この本ご存知ですか? 彗星捜索家の関勉氏が書かれた本です。高校生の時に図書館で借りた本を30年ぶりにまた借りました。 かなり汚れてますが、本はまだしっかりしてます。
    

当時借りた記録も残ってました

イメージ 2

 
 図書館で、受験勉強の合間に真剣に読んでました。
    
関勉さんのHP 望遠鏡が新しくなってます。この本売ってますよ!
http://comet-seki.net/jp/
最新コメント
アーカイブ
カテゴリー
  • ライブドアブログ